白内障手術のよくある質問

日帰り白内障手術や眼内レンズについて、よくいただく質問にお答えします。

白内障手術について

手術中の痛みや、手術にかかる時間が気になるのですが…
白内障手術が初めての目の手術という患者様も多いですから、痛みがあるかどうか、手術時間は気になる点の一つだと思います。
まず、痛みについてですが、目薬で行う麻酔導入時や、手術中に痛みを感じることはほぼありません。「こんな感じなら早めに手術しておけばよかった」「手術時の痛みは感じなかったけど、麻酔の方がちょっとだけ沁みた」という感想を、よく頂戴します。
ただし、痛みの感じ方は人によってそれぞれ異なるものです。
当院では、必要に応じて手術開始前や手術途中に麻酔を追加することで対応しています。
次に手術時間についてです。
白内障の程度や目の状態によって個人差はありますが、通常10~15分程度で終了します。
これはあくまで目安であることは、あらかじめご了承ください。
当院では、白内障手術を受ける患者様が望む見え方の質に貢献できるよう、「丁寧な手術」を心がけています。
手術時間はどれくらいかかるのでしょうか
白内障の程度や目の状態によって個人差はありますが、通常10〜15分程度です。
これはあくまで目安であり、当院では白内障手術を受ける患者様が望む見え方の質に貢献できるよう、「丁寧な手術」を心がけています。
できれば手術は受けたくないのですが、他に方法はありませんか?

白内障の発生時期を少しでも遅らせるには、体を酸化から守ること、いわゆるアンチエイジングが大切です。
「睡眠をしっかりとる」「外出時は帽子や日傘、サングラスなどで紫外線から目を守る」など、できることから日々の生活習慣に取り入れてみましょう。

しかし白内障は、早ければ40代で発症する可能性があり、加齢とともに確率も上がって、80歳以上の場合はほぼ100%の確率で罹患する目の病気です。
白内障の初期段階の場合、薬物治療を行うケースがありますが、あくまで「白内障の進行を遅らせる」ためのものでしかありません。

現在のところ、白内障の進行を止める方法というのはなく、自然に治癒することもないため、最終的には手術が必要になります。
また、白内障の進行が進むと、視力低下や他の眼病を併発するおそれがありますので、定期的な検査で目の状態をチェックしておくことが大切です。

当院では、白内障手術を受ける患者様が望む見え方の質に貢献できるよう、「丁寧な手術」を心がけ、衛生面にも十分気を配り、開院以来「術後感染ゼロ」を継続しています。
手術中に、もし万が一合併症が起きた場合でも、臨機応変に対応できる手術体制を整えておりますので、安心してご相談ください。

白内障手術を受けるタイミングは、いつがいいでしょうか?
白内障の手術は早ければ早いほどいいというものでは決してありませんが、ものがかすんで見えたり、光のまぶしさに悩まされたりしながら日常生活を過ごすのは、とてもつらいものです。
また、仕事にもいい影響を与えることは難しいでしょう。
人間が受け取る情報の8割は目からとよく言われますが、目を守る、見え方を守ることは、生活の質を維持するうえでとても大事になっています。
当院では、スタッフ一同まず何よりも患者様とのコミュニケーションを大切にし、患者様が希望される見え方などライフスタイルをよく伺い、患者様のご納得のもと適切なタイミングで白内障手術を受けていただけるよう、努めております。
単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの費用負担は、大きく違うのでしょうか?
白内障手術費用には、「保険診療」「選定療養」「自由診療」の3つのカテゴリーがあります。
ざっくり言えば、単焦点眼内レンズは「保険診療」、多焦点眼内レンズは「選定療養」もしくは「自由診療」とお考えいただくのが、一番わかりやすいかと思います。

具体的なそれぞれのカテゴリーについて説明します。
まず、単焦点眼内レンズは健康保険適用で、白内障手術費用や検査、投薬も健康保険対象となります。お持ちの健康保険や高額療養精度の利用によって費用が変わることは、すでにご存じのことかと思います。
次に「選定療養」ですが、それまで先進医療対象だった多焦点眼内レンズが先進医療除外となったことで、2020年4月から導入された新しい制度です。
「白内障手術費用(健康保険)」+「選定療養対象となった多焦点眼内レンズ費用」と、お考えください。
最後に「自由診療」ですが、その名の通り健康保険対象外です。
白内障手術費用、選定療養対象外の多焦点眼内レンズ費用、術後1か月間の検査・投薬費用のトータルとなります。

要は、患者様がお選びになられた眼内レンズの種類によって費用が変わるということです。
どれくらい違うかと言えば、多焦点眼内レンズにはさまざまな種類がありますし、乱視タイプは通常のものより高くなりますから、一概には言えません。

単純に手術の費用ということであれば、単焦点眼内レンズは保険診療ですから一番安価です。
しかし、単焦点の場合は近方か遠方、いずれかにしかピントを合わせることはできませんので、基本メガネや老眼鏡が必要になります。

最近は定年後の再雇用や、時々働きながらスポーツを楽しみたい、あるいはパソコンを使って起業してみたいなど、高齢者のライフスタイルは以前と大きく変化しています。
白内障手術後の人生も長くなっていますから、メガネや老眼鏡を作り替える費用や、そもそも老眼鏡をかけるのは老化しているようで嫌だなど、さまざまな理由からトータル的な費用を考慮して、複数にピントが合う多焦点眼内レンズを選択される患者様も増えていらっしゃいます。
手術費用については当院のホームページで分かりやすくグラフにしていますので、よろしければご参照ください。

白内障の手術費用についてはコチラ

白内障手術を受けたのに、また白内障になったという話を聞いたことがあるのですが?
白内障手術は一生に一度だけのもので、その後また白内障になることはありません。
ただ、個人差はありますが術後数カ月から数年経つと、水晶体嚢が濁って視力低下を起こす場合があります。
これが「後発白内障」と呼ばれるものです。
その場合、ヤグレーザーという医療機器で濁りを取り除きます。
短時間かつ痛みもほぼなく終了し、その後、再び濁ることはありません。
当院ではヤグレーザーも完備していますので、ご安心ください。
夜間に車を運転される方におすすめの眼内レンズはありますか?
白内障手術に用いる眼内レンズの選択に関しては、患者様ご本人が希望される見え方はもちろん、精密な検査データによる診断を含め、総合的に判断して決定いたします。
大きく分けて「単焦点」と「多焦点」がありますが、眼内レンズの違いは焦点の数だけではなく、「どこの部分を鮮明に見たいか」「乱視矯正の有無」といった機能性も、大事になってきます。
患者様の目の状態はお一人おひとり異なりますので、「夜間に車を運転される=この眼内レンズ」と、画一的に決めることは避けるべきだと考えております。
白内障手術を受ければ必ず視力はよくなるのでしょうか

目の状態は、お一人おひとり違います。
白内障以外にさまざまな理由で角膜や網膜、視神経に異常のある方の場合、手術してもあまり視力は変らないことがあることは、まずご理解いただきたい点です。

白内障手術は、目の中にある濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズを代わりに挿入する手術です。
手術前にお選びいただく眼内レンズの種類、例えば多焦点眼内レンズを選ばれた場合、メガネを必要とせず過ごせる可能性があります。
単焦点眼内レンズの場合、遠くにピントを合わしていれば手元がぼやけますし、手元にピントを合わしていれば遠くがぼやけます。はっきり見えるためには、遠方もしくは手元に合わせる老眼鏡、あるいは遠近両用のメガネが必要になります。

単焦点・多焦点ともに、メリット・デメリットは必ずあります。
当院では、患者様のライフスタイルやご意向をよくうかがい、精密検査の結果などを総合的に判断して、白内障手術後に希望される見え方になるべく近づけられるよう、最適な眼内レンズのご提供に努めています。

白内障手術による合併症はありますか
手術方法も確立され、短時間で行える白内障手術ですが、合併症が起こる可能性はゼロではありません。
もし万が一合併症が起きた場合でも、臨機応変に対応できる体制を整えておりますので、ご安心ください。
仕事が忙しいので、両目同時に白内障手術は可能ですか?

当院では患者様のご希望に添うように、片目だけはもちろん、両目同日の手術にも対応しております。
両目同日に手術を行った場合、眼帯はせずに保護メガネをかけてお帰りいただきます。
見えづらさについては個人差がありますが、術後数時間すればある程度見えるようになりますので、簡単な日常動作はご自身で可能です。
通院の費用や手間を軽減できること、翌日から両目で快適な視力が得られることなど、特に働き盛りの方で仕事復帰を早くしたい方にとって、両目同時手術はメリットがあると言えるでしょう。

片目のみなのか、片目ずつ手術日をずらすのか、両目同時手術が可能かどうかについては、患者様のご希望や目の状態、お仕事の都合や付き添われる方の都合など、個々の状況によって異なりますから一概には言えない部分です。
また、選択された眼内レンズの種類にもよりますが(海外から取り寄せるケースもあるため)、できるだけ患者様のご希望に添った手術スケジュールを組めるよう、当院では、通常の火曜午後だけでなく、必要に応じて木曜午後、土曜午後にも手術日を設けて対応しております。

大切なことは白内障手術を行うことで水晶体の濁りを取り除き、見えづらさから解放されよく見えるようになっていただき、健やかな生活を送っていただくことです。
わからないことがありましたら、遠慮なくご相談ください。

高齢でも日帰り手術は問題ないでしょうか
白内障手術は、低侵襲で身体への負担も少ないので、通常は術後しばらく休憩していただき、ご帰宅していただけます。
術後の環境変化は精神的負担になることもあり、住み慣れた自宅で過ごせることは安心に繋がります。
これも日帰り白内障手術のメリットと言えるでしょう。
超高齢者(90歳以上)の方でも白内障手術を受けることは体力的に可能でしょうか?可能な場合、家族や近親者は何か気を付けることはありますでしょうか
医療技術や機器の進歩により、白内障手術は通常の症例であれば、より低侵襲で短時間に安全に行うことができるようになっていますが、それだけにこじらせすぎずに、適切な段階での白内障治療が、大切になっていると言えます。
当院ではご希望される場合、難症例でもできる限り対応できるように努めていますが、やはり白内障が進行しきる前に手術を受けることが、より安全に、そして患者様の身体の負担がより少なく手術できる事実は否めません。
超高齢者でも白内障手術を受けることは可能ですが、体力的な問題は人それぞれ違いますので、一律に受けることが可能とは断定しかねます。
したがって、ご家族や近親者の方は、さまざまな眼病予防の観点からも白内障が進行しきる前に、手術を受けられることを第一義的に考えてもらえればと思います。
糖尿病の持病があるのですが、日帰り手術は受けられますか
糖尿病など内科的疾患をお持ちの方の場合、内科の先生と連携を図りながら手術スケジュールを決めていくなどの体制を整えています。
基本的には日帰り手術で対応できることがほとんどですので、ご安心ください。
手術当日に付き添いは必要でしょうか? また、手術後はどれくらいで見えるようになりますか
基本的には、付き添いの方の同伴をお勧めしています。
都合がどうしてもつかない場合は、タクシーの手配などきめ細かく行っておりますので、詳しくはお問い合わせいただければと思います。
また、ほとんどの方は、翌日の診察時に眼帯を外した時には見えるようになっています。
ただ、程度の強い白内障の場合など術後の炎症によって、はっきり見えるまで数日かかるケースもあります。
基本的に眼帯は、手術翌日の診察時に外します。
その後、眼帯の代わりに保護メガネをかけていただきます。
就寝時は感染防止のため、保護眼帯を付けてください。
仕事が忙しく、なるべく早く手術を受けたいのですが
選択された眼内レンズの種類にもよりますが(海外から取り寄せるケースもあるため)、できるだけ患者様のご希望に添った手術スケジュールを組めるよう、当院では、通常の火曜午後だけでなく、必要に応じて木曜午後、土曜午後にも手術日を設けて対応しております。
遠慮なくご相談ください。
手術後はどれくらいで見えるようになりますか
ほとんどの方は、翌日の診察時に眼帯を外した時に見えるようになっています。
ただ、程度の強い白内障の場合など術後の炎症によって、はっきり見えるまで数日かかるケースもあります。
白内障手術後はメガネが必要なくなるのでしょうか
白内障手術で目の中に挿入した眼内レンズの度数により、日常生活でメガネをかける時間を減らすことができたり、人によってはメガネがなくても過ごせる場合があります。
遠くにピントを合わしていれば手元がぼやけますし、手元にピントを合わしていれば遠くがぼやけます。はっきり見えるためには遠方もしくは手元に合わせる老眼鏡、あるいは遠近両用のメガネは必要です。
白内障手術後、いつまで眼帯は必要でしょうか
基本的には手術翌日の診察時に外します。
その後、眼帯の代わりに保護メガネをかけていただきます。
就寝時は感染防止のため保護眼帯を付けてください。
手術後の生活の注意点は何ですか
白内障手術の効果を引き出すためには、手術後の過ごし方もとても大切なことです。
手術後の目は極めてデリケートな状態にありますので、目に負担をかけない生活をすることが基本です。
しばらくは術後感染を防ぐため、洗顔・洗髪などの制限がありますので、注意事項をお守りください。
その他、仕事の復帰時期など、当院では、手術後の診察で目の状況を確認しながら、適切に判断してまいります。

白内障手術無料説明会
(白内障多焦点・単焦点眼内レンズ無料説明会)

当院では、白内障手術だけでなく多焦点眼内レンズについても、無料説明会を開催しています。

眼内レンズの種類や乱視用の有無など、専門スタッフがわかりやすくご説明させていただきます。

質疑応答の時間も確保しておりますので、少しでも不安なことや疑問点がございましたら遠慮なくご相談ください。

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