和田眼科 夙川分院
  • 阪神西宮駅徒歩7分
  • 阪急夙川駅徒歩12分
  • JRさくら夙川駅徒歩10分

緑内障と診断された方へ
~緑内障患者が行うべきことと、避けるべきこと~

はじめに

緑内障は、60歳以上では1割以上罹患していると言われる目の病気です。

日本において失明原因の第1位となっていることから、「緑内障になる=失明する」とお考えの方が多いかもしれません。

視野と視力を保つことは、生活の質(QOL)に直結する問題です。

緑内障は患者数が多い目の病気ですが、早期に発見して適切に治療を行えば、失明する可能性はかなり低くなります。

ただし、緑内障を早期発見するには、眼科を受診しないと分からないことが多いのが現状です。

また、緑内障と診断を受けても、自覚症状がなかなか出にくい特徴があるため、治療を中断してしまうことで、緑内障が進行してしまうケースが少なくありません。

緑内障と診断された場合、注意すべきポイントをまとめましたので、ぜひご参照ください。

日常生活について

緑内障と診断された時、「日頃何に気をつければいいのだろうか」と心配になる方もおられるでしょう。

緑内障の場合、日常生活の中で特に気をつけることはありません。

「目の使い過ぎはよくないのでは」と聞かれることもありますが、目を使っても緑内障は悪化しません。

緑内障治療の基本である目薬を、医師の指示通りきちんとさすことを忘れず、あまり神経質になりすぎないようにお過ごしください。

もちろん、十分な休養と睡眠、ストレスがたまらないように趣味などを取り入れたリラックスできる生活パターンの確立は、他の病気を防ぐ上でも大切です。

また、適度な運動も健康な心身を保つために重要と言えます。

その他、適量な飲酒は特に問題ありませんが、喫煙は視神経の血液循環を悪くすることが判明していますので、控えることをおススメします。

通院について

緑内障は白内障などとは異なり、治る病気ではありません。

糖尿病や高血圧などの慢性疾患と同様に、病気とうまくつきあっていく必要があります。

緑内障の治療は、緑内障の進行を遅らせて、生涯にわたり視機能を保つことが目的です。

自覚症状がないのに点眼治療を行うことや、通院して定期検査を受けることは「必要性がないのでは」と思うこともあるかもしれません。

しかし、定期検査の目的は点眼薬の効果と緑内障の進行具合を確認することです。

たとえ視野が欠けるなどの自覚症状が無くても、放置していると悪化するだけなので、定期検査は必ず受けるようにしてください。

緑内障と診断されても、よほどの高眼圧や病状が進行している方以外は、仕事や生活パターンを変えることなく、治療に取り組むことができます。

和田眼科グループでは、患者様が焦らず緑内障治療に取り組めるように、無理のない治療方法のご提案に努めています。

わからないことがありましたら、ご相談ください。

目薬について

緑内障治療の基本は、点眼治療で眼圧を下げることです。

点眼治療は、患者様が自ら定期的に行う治療になります。

時には、目薬をさすのが億劫になったり、目に見えて成果が出るわけではないので、「このまま続けていていいのだろうか」と不安に感じたりすることもあるかもしれません。

これが点眼治療の難しいところですが、点眼を続けなければ治療は成功しません。

点眼治療は最も重要な治療法なので、医師の指導に従って点眼を行い、わからないことがあれば相談して、点眼を忘れることなく長く続けられるようにしてください。

人間が受け取る情報量の80%は、目から得るものとよく言われます。

視神経を守ることは、生活の質(QOL)や視覚の質(QOV)に直結するものです。

緑内障で失った視野は、元に戻ることはありません。

また、視野が欠けるなどの自覚症状を感じた頃には、緑内障はかなり進行している状況にあります。

そのため、自覚症状がないうちに早期発見し、点眼治療を継続することが緑内障の悪化を防ぐ上でとても大切です。

まとめ

緑内障の特徴をまとめると、次のようになります。

  • 糖尿病や高血圧などの慢性疾患と同じで、放置していると悪化する
  • ある程度進行しないと、視野が欠けるなどの自覚症状がない
  • 緑内障の治療は、悪化の予防が目的となる
  • そのため、治療をしても症状は改善せず、治療による変化を実感できない
  • 生涯つきあっていく病気として、継続的な治療が必要になる

このように、緑内障治療には白内障治療などとは異なる特殊性があります。

緑内障と診断されたら、自分の視神経がどれくらい傷んでいるのか、視野が悪いのかをまず確認することが大切です。

和田眼科グループでは、今津本院・夙川分院ともに、精密な画像解析などを用いてわかりやすい説明に努めています。

かつては、自覚症状がかなり進んだ状態で発見されることが多かった緑内障ですが、現在は早期発見が可能なだけでなく、治療法も進化しています。

点眼治療を始め、現在可能な治療を焦らず根気強く受けていただくことが、緑内障の悪化を防ぐ唯一の方法です。

和田眼科グループでは、緑内障の基本的な治療である点眼治療はもちろん、レーザー治療や日帰り手術、白内障との同時手術など、現在考えられるさまざまな治療法を駆使して、緑内障治療を行っています。

わからないことがありましたら、ご相談ください。

ご参考になれば幸いです。

ページトップに戻る

和田眼科 夙川分院

WADA EYE SHUKUGAWA CLINIC

お問い合わせ

0798-39-8883

兵庫県西宮市常磐町1-27
ヤマイチPLAZA さくら夙川2階
阪神西宮駅徒歩7分 阪急夙川駅徒歩12分 JRさくら夙川駅徒歩10分

 
9:00-13:00 手術
15:00-18:30 手術手術手術

休診日:日曜・祝日、お盆、年末年始

  • 火曜は佐々木院長による眼科外来(火曜日午前診療と午後診療あり)と和田理事長による眼科手術を並行して行います。
  • 夙川分院では日曜にも和田理事長による眼科日帰り手術を行っています(月一回程度)。
  • 眼底検査(飛蚊症など)や視野検査はお時間をいただきますので、終了30分前までにはお越しください。
  • メガネ・コンタクトレンズが初めての方は、1時間以上お時間がかかったり、別日での対応になる場合があります。

詳しい診療情報はコチラ

和田眼科グループ医院

  • 和田眼科今津本院の写真

    和田眼科 今津本院
    (今津駅前)

    お問い合わせ

    0798-39-3777

    兵庫県西宮市津門呉羽町1-28
    今津医療センター2階
    阪神・阪急今津駅 徒歩1分

    ホームページはコチラ