情報化社会の高度化に伴い、以前に比べ私たちは目を酷使しがちな環境で生活しています。
そのため、ものを見るのに重要な視神経や網膜の中心である黄斑部に障害を受けやすい「強度近視」の方が増えています。
近視と強度近視の違いは、レンズの屈折度を表すディオプター(D)の数値の違いです。
近視でも遠視でもない状態をゼロとし、マイナスが大きいほど強い近視を表します。
強度近視は裸眼視力がかなり悪いため、不便な生活を強いられることも少なくありません。
裸眼視力が0.5以下の方や近視度数がマイナス3D以上の強度近視の方に対して、ICLによる強度近視の矯正は有力な選択肢の一つです。
ICL手術で得られるメリットとしてあげられるのは以下の通りです。
ICLは視力矯正の精度が高く、手術後の満足度が高いことが特徴です。
強度近視や比較的近視が強い方(-3D以上)、アレルギーなどで眼鏡やコンタクトレンズが不耐症の方に向いている治療法です。
ICLのレンズの矯正範囲は約S-3.0D?S-18.0Dと幅広く、乱視の矯正も可能でレーシック適応外の方でも受けることのできる手術方法です。
また、レンズを眼内にインプラントするICLはドライアイになりにくいのが大きな利点です。
実はICL(眼内コンタクトレンズ)はレーシックより古い歴史を持ち、各国で得た高いエビデンスのもとに1997年から世界で使用され続けています。
当院では、2014年3月3日に厚生労働省から認可された最新型のホールICL(販売名:「アイシーエル KS-AquaPORTR」、医療機器承認番号:22600BZX000850D0)を採用しております。
術前のレーザー虹彩切開が必要ないのが特徴で、患者様の体の負担も少なく、極めて安全性の高い最先端のICL手術を行うことができます。
眼内に挿入するICLのレンズは、生体適合性が高く眼の中で異物として認識されにくい、親水性の柔らかいHEMAとコラーゲンの共重合体素材「コラマー(Collamer)」という大変優れた素材を使用しています。
この素材はナチュラルに馴染んでいくので、挿入したレンズが眼の中でゴロゴロすることはありません。
特別なメンテナンスをする必要もなく、目の中で長期間にわたって透明な状態を維持し、長くレンズとしての機能を果たす非常に生体適合性の良い素材です。
そのため、「永久コンタクトレンズ」と呼ばれています。
地球温暖化が進む中、紫外線対策は肌を守ることはもちろん、目を守る上でこれまで以上に大切になっています。
眼内に挿入するICLのレンズには、UVカットを行う紫外線吸収剤が含まれているので、様々な目の病気を引き起こす紫外線から瞳を守ってくれます。
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