最近、見え方の低下を自覚して新規来院された患者様が精密検査をした結果、硝子体出血が原因ということが増えています。
今日は硝子体出血について、少しまとめておこうと思います。
硝子体出血を引き起こす原因
硝子体とは眼球内、つまり網膜で囲まれている内側ですね、その大部分を占めている透明でゼリー状の組織のこ...
黄斑円孔とは、網膜の中でも最も視力に重要な部分である「黄斑」の、さらに中心の中心窩と呼ばれる部分に、穴が開いてしまう病気のことです。
加齢に基づく特発性黄斑円孔と、他の病気に引き続いて発生する続発性黄斑円孔に分けられ、特に硝子体の液化が進みやすい強度近視の方、女性に多い傾向があると言われています。
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当院が最も注力している白内障手術は、かつては水晶体の濁りを取り除き透明にすることが目標の手術でした。それに比べると現在は濁りを取り除くだけでなく低侵襲で行うことができ、手術後の生活の質や見え方の質を踏まえた対応が可能になっています。
最近では、白内障手術を検討される際に手術に使用する眼内レンズのご希...
白内障と緑内障、それぞれの治療法
白内障と緑内障、どちらも加齢に伴い罹患率が高くなる病気であることはすでにご存じのことと思います。
目の中にある水晶体が白く濁ってくる病気である白内障の治療は、基本的には日常的に不自由を感じたら濁った水晶体を人工の眼内レンズに置き換える手術を行います。
また、視神経が...
以前、黄斑上膜には加齢が主な要因である「特発性黄斑上膜」と、網膜剥離や糖尿病網膜症など他の眼科基礎疾患に由来付随する「続発性黄斑上膜」の2種類があることをお知らせしたかと思います。どちらだから症状が重いとは一概に言えませんが、特発性黄斑上膜は数年かけてゆっくりと進行する場合が多いのに対し、続発性黄斑...
最近の特徴として、緑内障かどうかを一度チェックしてみようと来院される方が増えています。
よく質問されることの多い緑内障と眼圧の関係について、わかりやすくお話しできればと思います。
眼圧とは?
まず眼圧とは、読んで字のごとく眼の圧力なのですが、これは「眼の内側から外側にかかる圧力」のことを意味していま...
これまでブログやホームページを通じてご紹介している通り、ICLは日帰り手術で行うことができる近視治療です。
しかし、低侵襲で安全性に優れている治療法とはいってもICLは内眼手術ですから、感染症を防ぐためにも術後管理が大切なことは言うまでもありません。
術後しばらくは手術時の切開創が塞がっていませんの...
当院の昨年度の網膜硝子体関連の手術件数は101件となりました。最近の特徴として、視力を維持する上で欠かせないポイントである黄斑部に関する手術が増加傾向にあり、なかでも黄斑上膜の手術が増えています。
黄斑上膜は黄斑前膜、網膜上膜、網膜前膜と4通りの呼び方がありますが、同じ病気を意味しています。黄斑上膜...
自覚症状を感じにくい目の病気「緑内障」
視野が徐々に欠けていく緑内障が、日本における視覚障害の第1位を占める病気であることはよく知られています。
一方、40歳以上の日本人の20人に1人は緑内障に罹患していると推定されていますが、約9割の方は治療を受けていないと言われています。
その理由は、私たちが普...
和田眼科は2005年開院以来、患者様の術後の見え方の質にこだわり、白内障・ICL・網膜硝子体手術を中心に約7,000件の内眼手術を行ってきました。2021年の手術件数は総数766件で、過去最高を更新いたしました(手術件数に麦粒腫切開、レーザー光凝固療法などの外来小手術は含んでおりません)。当院が最も...
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