眼科ブログ
白内障手術は日帰りで行うことができ、比較的短時間で終わるものですが、手術後の目は極めてデリケートな状態にあります。
したがって、どのように過ごすべきか、前もってリサーチしておくことが大切ですし、当院では診察時や白内障無料説明会を始め、その都度わかりやすく丁寧な説明ができるように努めています。
無料で参加できる白内障手術説明会・多焦点眼内レンズ説明会のご案内
まず、白内障手術が終わりご自宅に帰られた後は、なるべく安静にお過ごしください。
当たり前だと思われるかもしれませんが、何よりも大切なことです。
次に、手術当日は気になることとは思いますが、目を触ったりこすったりしないようにお願いいたします。
手術後1カ月間は感染症予防のため、何よりも目の清潔を第一にお考え下さい。
特に、手術後1週間は傷口が塞がってないため、感染症を患いやすい期間です。
目にゴミや埃・水が入ったりしないよう、充分に気を付けて過ごしてください。
術後の感染症を防ぐため、決められた期間は医師の指示通りに、日中は術後保護メガネの着用をしっかりしておいて下さい。
術後保護メガネは、外出する時だけでなく、家の中にいる時でも必ず使用してください。
また就寝の際、無意識に目をこする可能性がありますので、寝る前には「カッペ」をつけるようにしてください。
指定された術後の目薬の点眼も、感染症予防や炎症軽減に非常に重要ですので、医師の指示があるまで忘れないようにお願いいたします。
保護メガネの重要性については、次のブログもご参照ください。
翌日の朝に当院で診察がありますので、お帰りの際に来院していただく時間を指定させていただきます。
ご都合の悪い場合は時間変更可能ですが、基本的に手術から約3~4日間は大切な時期で、確認のため細かく診察が必要ですので、必ず決められた日にお越しいただきますようお願いいたします。
その後は通院間隔を1週間、1ヶ月と徐々に空けてまいりますが、個人差はありますので診断のもと決定していきます。
また、気になる白内障手術の「洗顔「洗髪」「入浴」「お化粧・ひげそり」「お仕事の開始時期」などですが、基本的な内容については、白内障手術説明会および手術に関するパンフレットなどで、詳しくご説明させていただきます。
術後の注意点や安静期間は施設により多少異なりますので、あくまで説明は術後の標準の目安としております。
お仕事やライフスタイルが多様化する中、画一的な目安を安易に示しては、患者様お一人お一人の生活状況および目の状態と、必ずしもかみ合わない場合がありますのでご注意ください。
当院では、手術後の診察で目の状況を確認しながら、適切に判断していきます。
白内障手術後に限らず、普段の生活の中でも目がかゆいと感じる時、安易にこすってしまうのはさまざまな眼病のもとになりかねません。
かゆみが収まらない時は、眼科専門医を受診するようにしてください。
また、情報化社会の中、知らず知らずのうちに目を酷使しがちです。
「目が疲れたら目薬を差せばいい」と思わず、適切に休憩を入れて目を休ませるようにしてください。
その他、洗眼剤で目を洗うことも、使い方によっては感染症などのトラブルを招く可能性があります。
普段の過ごし方を改善するだけでも、眼病の予防が期待できますので、自己流で解決するのではなく、わからないことがありましたらご相談ください。ご参考になれば幸いです。
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