眼科ブログ
「ガチャ目」と呼ばれている不同視は、右目と左目の屈折が違う状態であることはすでにご存じの方も多いと思います。屈折度でいうと3D(ジオプトリ―)以上の度数差が該当し、左右で視力や見え方の差が強く、アンバランスな見え方になってしまうこと、意外とはっきりした自覚症状がないことが主な特徴です。
自覚症状はなくても左右で視力や見え方がアンバランスになっていますから、知らず知らずのうちにどちらか片方の目を酷使していることになり、そのことが原因で眼精疲労を引き起こしやすくなります。特に最近は目を使う機会がこれまで以上に多いですし、比較的若い年代の方でも目が疲れやすいという理由で来院されることも珍しくありません。
検査の結果、眼精疲労の原因が不同視と思われるケースも多いのです。また、目だけではなく体全体が疲れやすくなり、肩こりや頭痛などの慢性疾患に繋がる可能性があります。さらに日常生活はもちろん、スポーツや読書、ドライブといった趣味など、不同視を放置しているとライフスタイル全般に悪影響を及ぼしかねません。
こうした不同視を治療する場合、いくつかの選択肢があります。まずメガネを考えられる方が多いと思いますが、不同視においてのメガネ矯正には限界があります。というのも、屈折矯正をメガネで行うと左右差のひずみが強くなってしまうのです。
目からレンズが離れているとレンズによる左右の映像差が出やすく、どちらかの目の矯正を少なくするなどの工夫が必要になります。但し小児の場合は、左右差での対応能力が高いのでメガネで矯正します。
強度近視を伴う不同視の場合、年齢や目の状態にもよりますがメガネよりもコンタクトレンズの方が左右差を少なく矯正することが可能です。もしくはICL(眼内コンタクトレンズ)などの屈折矯正手術を行う方が、より左右での見え方の質を高めることに繋がるケースも少なくありません。
近視矯正とともに長年悩んでいた左右差も解消されるために満足度はより高くなります。ただし、コンタクトレンズではトラブル時を含めてのメガネ併用が原則になりますし、軽度の近視ではICL適応外になりますので、ご注意ください。
技術の発達とともに様々な屈折矯正方法が可能になってきています。目の状態は千差万別ですので、当院では患者様のご意向をよくうかがい、検査結果なども踏まえながら総合的に判断し、最適な治療を提供するよう努めています。
ICL無料説明会や簡易無料適応検査も行っておりますので、わからないことがありましたらお問い合わせください。ご参考になれば幸いです。
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