眼科ブログ
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術、近視治療ICL手術の他に、最近当院で増えているのが「抗VEGF薬治療」です。これは、加齢黄斑変性症を引き起こすVEGF(血管内皮増殖因子)という物質の働きを抑制する薬剤を目の中(硝子体腔)に注射する方法で、加齢黄斑変性症だけでなく「糖尿病網膜症(糖尿病黄斑浮腫)」「網膜静脈閉塞症」などにも、有効な新しい治療法と言われています。
目の状態にもよりますが、多くの場合、硝子体注射の所要時間は約2~3分で終わります(他に術前術後の時間がありますからトータルではもう少しかかります)。当院は衛生面での安全性をより高めるために、手術日のうちに硝子体注射の日を定めて、手術室内にて硝子体注射を行うようにしています。
当院の手術室は高品質なクリーンルームを整備し、器具の完全滅菌に努めるなど、開院以来“術後感染ゼロ”を継続しています。ご承知のこととは存じますが、通常の眼底検査では目の状態をすべて確認できるわけではありません。微細な病変を確認できた場合、患者様のご了解のもと、すぐに対応できるようにするため、手術室を使用して硝子体注射を行っています。
当院は今後も患者様の健やかな生活と豊かなアイライフに貢献できるよう、スタッフ一同努力してまいります。ご参考になれば幸いです。
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