眼科ブログ
白内障手術に使用する眼内レンズは日進月歩の勢いで、さまざまな眼内レンズが開発されています。人生100年時代と言われ、白内障手術後の人生も長くなる中、単に視力が上がるだけではなく、よりいい見え方を希望される方も増えているように感じられます。
「車の運転をすることが多い」「近くをよりはっきりと見たい」「近くよりも全体的に自然に見えるようになりたい」など、見え方はライフスタイルに直結する問題です。当院では見え方の質にこだわった白内障日帰り手術を提供するのと合わせて、さまざまな眼内レンズの選択肢をご用意することで、少しでも患者様の望まれる見え方を実現できるよう、日々努めております。
その一環として、今年の春から発売される国内初承認の多焦点眼内レンズ「テクニスシナジー」(ジョンソンアンドジョンソン社)を4月から取り扱うことを決定いたしました。
このレンズの特徴は、焦点拡張型と回折型という2種類の構造を組み合わせている点です。
このことによって遠方から中間距離を連続的に見ることが可能になっただけでなく、コントラストを良好に保ったまま近方も見えやすくなりました。いわば2焦点眼内レンズでありながら、3焦点の性質を持っているということです。また、乱視矯正用のレンズもあることから、より多くの方に対応可能なレンズとなっています。
すでに欧州では良好な結果が出ているレンズとのことで、今回日本で承認され普及が開始されたのは、より良い見え方を求められる方にとって、喜ばしいことではないかと思います。
費用の方ですが、テクニスシナジーは選定療養の対象となります。
当院では片目27万円(税抜)+健康保険一部負担金、
乱視用は片目31万5千円(税抜)+健康保険一部負担金でご提供させていただきます。
4月からの取り扱いですので、詳しくはお問い合わせください。ご参考になれば幸いです。
お問い合わせ
0798-39-8883
兵庫県西宮市常磐町1-27
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