眼科ブログ

遠視と老眼の違い、勘違いしやすいポイントについて

遠視と老眼の原因と発生する問題

遠視と老眼は混同されがちですが、原因は全く違うものです。
一言で言えば、遠視は遠いところを見る時の屈折異常ですが、老眼は加齢に伴う調節異常ということになります。

よく勘違いされがちですが、遠視は遠くがよく見える状態というわけではありません

遠視の方は眼軸が短くなっており、網膜の後ろにピントが合ってしまいます。
そのため遠くを見る時はもちろん、近くを見るのも絶えず目の調節を必要としますので、目と体が疲れやすくなる、集中力に欠けるといった問題が生じます。

老眼の場合は、加齢に伴い水晶体の弾力性が弱まることで、近いところを見る際にピントが合わなくなっています。
近くが見えにくくなっていますので、無理をしていると目の疲れや頭痛、肩こりといった症状が現れます。

近視と遠視で老眼になる時期に差があるのか?

これもよく勘違いされやすいのですが、近視の方は老眼になるのが遅い、遠視の方は老眼になるのが早いというのは根拠がありません
もともと近視の方は遠視の方と比べて近いところにはピントが合ってますので、老眼になってもその分だけ水晶体の調節を必要としませんから、見かけ上は老眼になっていないように感じるだけとお考えください。

遠視と老眼を放置すると目が疲れやすくなります

このように遠視と老眼は異なるものですが、どちらも見えづらさを放置していると目の疲れ、体の疲れを起こしやすく仕事や日常生活に影響を及ぼしてしまいます。
特に老眼は病気ではなく、個人差はありますが、40歳前後から加齢とともに誰にでも起こる目の生理現象です。

最近は目を酷使しがちな情報化社会の中で私たちは生活していますから、以前よりも目の疲れなどの症状を訴えて来院される患者様は低年齢化してきているように思います。
働き盛りの方にとって、目を守ることは仕事の質を維持・向上させるうえで欠かせないことです。
目の疲れを感じる時は、一度眼科専門医の診察を受けて目の状態を確認された方がいいでしょう。
ご参考になれば幸いです。

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