当院の白内障手術実績について

連日寒い日が続きますね。地域によっては記録的な大雪のところもあるようで、被害が拡大しないことを願うばかりです。

昨年の手術総件数が分かりましたので、取り急ぎご報告させていただきます。麦粒腫切開、霰粒腫穿刺、レーザー光凝固療法などの外来小手術を除いて全体で710件となり、過去最高を記録しました。当院は昨年15周年を迎えましたが、それを祝う結果が出せたのではないかと思います。いろんな困難がある中、当院の医療を信頼してご来院いただきました患者様に、心からお礼を申し上げます。今後もスタッフ一同、より研鑽を積んで患者様の健やかな生活と豊かなアイライフにしていく所存です。

なかでも当院がもっとも力を入れている白内障日帰り手術は501件で、過去最高を更新しました。この間、白内障手術装置「センチュリオン・ビジョン・システム」に加え、眼科手術用顕微鏡「Proveo8」などを導入し、より患者様の体の負担を軽減し、安全・安心に手術を行うことのできるシステムを整えてきたことの成果だと思います。

また、白内障手術に用いる眼内レンズに関しても、単焦点・多焦点を問わず多くの選択肢を準備し、患者様が手術後に望まれる見え方の質を可能な限り追求してきたことが、結果に結びついたのではないかと考えています。

特に多焦点眼内レンズに関しては、兵庫県外からわざわざ当院にお越しになられる患者様も多く、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は205件と前年よりも大幅に増えました。

言うまでもありませんが、目の状態はお一人おひとり異なります。患者様の目の状態を精密に検査し、コミュニケーションを綿密に取りながら患者様が望まれる見え方に一番合う眼内レンズを選択していく日々の診療を大事にしていきます。

こうした流れをさらに進化させて、今年も患者様のお役に立てればとスタッフ一同、心新たにする日々です。感染対策も十分に行い、よりリラックスしていただけるよう床などを張り替え、院内環境も整備しています。ご参考になれば幸いです。