眼科ブログ

進化した白内障治療について

「人生100年時代」と言われる中、目がよく見える状態を維持することはこれまで以上に大切なことになっています。2019年の日本人の平均寿命は女性が87.45歳、男性が81.41歳となって、ともに過去最高を更新していますが、60歳以上から急速に増加し70歳以上になればほとんどの方が罹患する白内障を治療することは、健康寿命を延ばすためにも欠かせないことと言えるでしょう。

白内障の進行には個人差があり、自覚症状の感じ方も人それぞれです。薬物治療と手術治療がありますが、白内障は自然に治癒することはありませんので、最終的には手術が必要になります。よく手術を受けるタイミングについてご相談を受けますが、目安としては日常生活に影響が出ているかどうかが一つのポイントで、患者様のライフスタイルとも大きく関わってきます。

目を手術するというのは白内障手術が初めてという方は多くいらっしゃいますし、ご不安に感じられることもあるかもしれません。当院では患者様の求めておられる見え方やご希望などをよくおうかがいして、医療機器を用いた詳細な検査と診断に基づき、治療方針を決定していますのでご安心ください。

現在では医療技術と医療機器の進化により、さまざまな眼科手術は日帰りで行うことができる時代になりました。なかでも白内障手術の場合、個人差はありますが通常10分程度、準備時間を含めても15分から20分程度で終了します。

基本的に一度白内障手術を受ければ目の中に入れた眼内レンズを交換する必要はありません。多くのクリニックで白内障日帰り手術が取り組まれていますが、それだけにどのような白内障手術ができるのかが、私たち医療人の側には問われているといえます。

例えば目の中に入れる眼内レンズには、単焦点・多焦点・乱視矯正というように複数の種類があります。費用の面では単焦点レンズは保険適用で、多焦点は選定療養もしくは自費診療となっていることは、すでにご存じの方も多いことでしょう。一概にどちらのレンズがいいというものではありませんから、患者様のご意向に沿った眼内レンズが選べるように、可能な限りの選択肢をご用意することが大切だと当院は考えています。

また、より患者様の身体の負担が少なくて済むように、白内障手術装置「センチュリオン・ビジョン・システム」(アルコン社)、眼科手術用顕微鏡であるライカ社の「Proveo8」を導入し、低侵襲手術に取り組んでいます。

当院では今後もスタッフ一同より一層の研鑽に務め、「よく見えるようになった」「視界がよくなって元気になった」と患者様に喜んでいただけるよう、日々の診療に取り組んでまいります。お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。ご参考になれば幸いです。

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