当院での眼瞼下垂手術について

一口に眼瞼下垂といってもいろんなタイプがあります。大きく分けると先天性のものと後天性のものに分けられ、大人になってからの眼瞼下垂のほとんどは加齢に伴うケースです。また、ハードコンタクトレンズを長年使用されていた方にも起こりやすいのが眼瞼下垂の特徴と言えるでしょう。

先日はたまたま眼瞼手術が多かった時があり、9件の眼瞼手術のうち8件が眼瞼下垂手術でした。当院ではCO2（炭酸ガス）レーザーによる眼瞼下垂手術を行っています。従来の治療法とは違い、「出血が少なく、皮膚の負担が少ない」「皮膚の炭化が起きにくく、術後の見た目がきれい」というメリットが特徴です。

おかげさまで「スッキリして見えやすくなった」「思っていたより手術痕がきれい」と好評をいただいています。

まぶたが下がったまま過ごしていると、目が疲れやすくなったり見えにくくなるだけでなく、精神的にもいい影響を与えません。眼瞼下垂手術は美容系の手術と思われがちで自費診療のイメージが強いかと思いますが、眼瞼下垂は目の病気であり保険適用になることがほとんどです（眼瞼下垂の状態が軽度の場合は、保険での加療が適用にならない場合があります）。

特に最近は、家の中で過ごすことも多いと思いますし、見えやすさを保つことは健やかな生活を送る上で大切になってきているのではないでしょうか。

眼瞼下垂手術は美容整形手術ではなく、あくまで目の機能回復を目的とした手術です。

まぶたは腫れやすい組織ですから、術後一時的に腫れたり内出血を起こしますが、通常は1～2週間程度で少しずつ引いてきて、個人差はありますが2～3ヶ月で腫れはかなり治まってきます。
眼瞼下垂手術の費用に関しては、健康保険適用が可能な場合、1割負担の方で片目 約8,000円、2割負担の方で片目 約1万6,000円、3割負担の方で片目 約2万4,000円です。ご参考になれば幸いです。