母の日に想うこと

今日は母の日ですね。世界中で母の日というのはあるようですが、その起源はさまざまで日付もまちまちです。
日本の場合、アメリカに倣って５月の第２日曜日に行われています。

カーネーションは送っていないのですが、先日母の白内障手術を行いました。

メガネをなるべくかけたくないとの希望でしたので、三焦点の多焦点眼内レンズを入れました。

幼い頃、私は病気がちだったので、随分母に迷惑をかけたように思います。

小学生の時に急性腎炎を患い、人工透析を検討されるぐらい深刻な状況の中、入院先の先生や看護師の方がとても親身になってくれたことが、私が医師を目指すきっかけの一つとなりました。

人生というのは出会いによって変わるものだなと今更ながら思います。

心配をかけた母に私が眼科医になって目を守ることで、少しでも恩返しできればと考えていましたので、無事成功してよかったです。

祖母の白内障手術も私が執刀したのですが、それからの年月を考えると感慨深いものがあります。
やはり少しいつもの手術より緊張もしましたが（笑）

母はメガネのいらない快適な生活を楽しんでいるようで、喜んでいてほっとしています。

母の日だからといって、特別に贈る言葉ということもないのですが、「ありがとう」と「あなたの息子でよかったです」という想いは、常に忘れることなく持っていたいなと思います。