眼科ブログ

翼状片とその治療について

アメリカの男子プロバスケットボールリーグNBAのワシントン・ウィザーズで活躍中の八村塁選手。今日から始まる後半戦もスタメンで出場しました。地元である富山のファンクラブがワシントンポストに八村選手の応援広告を掲載したそうで、日本語のメッセージを連ねて八村選手の顔を作るという実に粋なデザインです。海を渡り、最高峰への挑戦を続けるスポーツ選手の方達には大きな刺激を受けます。

今日は翼状片とその治療についてお話しさせていただきます。

翼状片とは、白目の表面を覆っている半透明の結膜が、目頭(めがしら)の方から黒目の部分にあたる角膜に向けて三角形状に入り込んでくる病気です。

目は角膜の透明性やきれいな形状を保つことで、ものをしっかりと認識できます。しかし、翼状片になるとその角膜を白色の膜が覆ってしまうため、光の通過や屈折に悪影響を及ぼします。その結果、視力低下や乱視などの症状が現れてきます。

翼状片は紫外線による影響が大きいと考えられており、屋外での仕事に従事することが多い方は特に気を付けていただきたい病気です。また、ドライアイとの関連性も大きいと見られています。長年の紫外線などの影響の蓄積によって発症しますので、どちらかといえば高齢者に多い病気であり、両目に生じることも珍しくないので注意が必要です。

進行状況にもよりますが、根本的な治療方法は手術になります。当院では翼状片の日帰り手術を実施しています。局所麻酔を用いて、手術時間は片目で約20分程度です。翼状片は手術後も再発することも多い病気ですが、当院では再発予防のため正常な結膜白目の遊離部分を移植する“遊離結膜弁移植”を標準とし、再発率を低く抑えることに努めています。

個人差はありますが、手術後は結膜下出血や充血が起こる場合があります。また、手術翌日から軽い日常生活が可能です。翼状片などさまざまな目の病気を招く紫外線と目の関係については、またあらためてお話させていただきます。

ページトップに戻る

和田眼科グループ医院

  • 和田眼科本院の写真

    和田眼科 本院

    お問い合わせ

    0798-39-3777

    兵庫県西宮市津門呉羽町1-28
    今津医療センター2階
    阪神・阪急今津駅 徒歩1分

    ホームページはコチラ

  • 和田眼科夙川院の写真

    和田眼科 夙川院

    お問い合わせ

    0798-39-8883

    兵庫県西宮市常磐町1-27
    ヤマイチPLAZA さくら夙川2階
    阪神西宮駅徒歩7分
    阪急夙川駅徒歩12分
    JRさくら夙川駅徒歩10分

    ホームページはコチラ