眼科ブログ
今日2月20日は財団法人日本アレルギー協会が制定したアレルギーの日で、今週はアレルギー週間ということでさまざまな啓蒙活動が行われています。
アレルギーというと花粉が気になり始める季節ですが、この日をアレルギーの日に制定している理由は、免疫学者石坂公成・照子夫妻がブタクサによる花粉症の研究からアレルギーを起こす原因となる「IgE」抗体を発見して発表した“1966(昭和41)年2月20日”にちなんでとのことです。
先人の研究の成果、しかも日本人による発見が今日も活かされていることにあらためて医療人として身が引き締まる思いがします。
今日はICL(アイシーエル)手術当日・手術後のお話を簡単にさせていただきます。
ICLの手術は基本両目同時に行い、眼内コンタクトレンズを入れる所要時間は両目を合わせても通常約15分程度です(目の状況によっては、もう少し時間がかかる場合もあります)。
切開創は約3㎜と小さく、点眼麻酔という目薬で麻酔を行う方法を用いるので、痛みはほとんどなく、傷口も小さいので通常は縫合する必要がなく、自然治癒します。
屈折がよくなった状態でお帰りになっていただけるので、今まで使用していたコンタクトやメガネなしで帰れることに驚かれる患者様も少なくありません(保護メガネだけはしばらく目を守るために必要です)。
ICL手術は適応年齢の関係で比較的働き盛りの患者様が受けられるケースが多いため、手術後の定期検診は手術翌日、翌々日を除けば、できるだけ最低限にできるよう配慮しております。目から入る情報は8割とよく言われますが、ますます高度化する情報化社会の中、いかにして視力を保つかは仕事だけでなくプライベートの充実にも欠かせないものになっています。
屈折矯正は「眼鏡かコンタクトレンズ」の2択という時代は終わりつつあり、さまざまな方法が出てきています。人の数だけ目の状況は違いますし、最適な治療方法も異なります。目安としては強度近視で裸眼視力が0.5以下の方は、一度ICLも屈折矯正の治療の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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