眼科ブログ

ICL(アイシーエル)説明会で大切にしていること

ドジャースの前田健太投手がツインズに電撃トレードされることが報道され、びっくりしました。メジャーリーグのトレードに聖域はないと言われますが、年が明けてもチーム力を補強しようというメジャー球団のバイタリティは凄いものだなと感じます。近畿出身の前田投手には、新天地でぜひ頑張ってほしいものです。

今日は定期的に行っているICL手術の説明会についてお話しさせていただきます。

ICLとは英語の「インプランタブルコンタクトレンズ」を略したもので、眼内コンタクトレンズを意味しています。有水晶体眼内レンズ、フェイキックIOLと呼ばれることもあります。ICLは海外で70カ国、70万件以上の実績があるもので、日本でも有水晶体眼内レンズとして正式に承認をうけています。

従来、近視や遠視または乱視に対しては、メガネやコンタクトレンズで矯正するのが一般的でした。その後、メガネやコンタクトレンズのわずらわしさから解放されたい方のために、屈折矯正手術という選択肢が生まれました。

代表的なのがレーシックですが、現在それに代わる屈折矯正手術として注目されているのがICL手術((眼内コンタクトレンズ挿入手術)です。

ICL手術は、約3ミリという非常に小さな切開で済むため、通常15分程度と短い手術時間で回復も早く、日帰りで行うことができるのが特徴です。

説明会ではICL手術に詳しい専門のインストラクターが、ICL手術の関する基本的なことから術前・術後に関することなど丁寧に説明を行っています。

適応年齢に関してですが、個人差はありますが20歳から40歳ぐらいまでに行うのがベストではないかと思います。なぜなら加齢に伴い白内障は早い人なら40代から始まりますし、目の状態によってはICLよりも白内障手術で多焦点眼内レンズを入れた方がご要望に沿う場合などがあるからです。

もちろん患者様のご意向が最優先ではありますが、ライフスタイルや見え方のこだわりなど、患者様が望むeyeライフに貢献することが私たち眼科診療に携わる者の務めだと思っています。手術にはそれぞれメリット・デメリットがありますし、ICL手術も選択肢の一つとしてご検討いただければと思います。

説明会では質疑応答の時間もありますし、手術を検討されている方だけでなくどういう内容なのか知りたい方など誰でも参加できるようになっています。また、私はICL研究会に属しておりますので、これからも情報をお届けできるよう努めてまいりたいと思います。

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