白内障手術説明会で大切にしていること

先日広島で行われた全国男子駅伝、兵庫県は惜しくも２位でした。
駅伝はチームで一つのたすきを繋いでいくという、日本らしい競技だなと思うのですが、私たち医療人も似たような部分があります。
医師一人がいくら技術を磨いても、それだけでは意味がなく、受付や検査員、視能訓練士、看護師が一体となってこそいい医療が提供できるのだと日々自分に言い聞かせています。

和田眼科では定期的に「白内障のおはなし」と題して、日帰り白内障手術説明会を行っています。
白内障だけでなく眼科手術は受けられた後は「こんな楽ならもっと早く受けておけばよかった」と言っていただけることも多いのですが、目の手術だけに「怖い」というイメージや不安に感じられる方も多いかと思います。
また、手術を受けられる際にはご家族や地域の方のサポートも必要な方もおられる場合もあります。

こうしたこともあって、当院では手術を受けることを検討されている方だけではなく、ご家族やご近所の方、どんな手術なのか一度聞いてみたい方などでも参加できるように門戸を広げるようにしています。
白内障の手術方法から手術までの流れはもちろん、術後の過ごし方など質疑応答も含めわかりやすく専門のスタッフがご説明させていただきます。

同時に多焦点眼内レンズの説明会も行っています。
白内障レンズはさまざまな種類がありますが、医療機関によって取り扱っているレンズも違います。
当院で取り扱っている多焦点眼内レンズのメリット・デメリットや、どの眼内レンズが一番求めておられる見え方に近づけることができるのかなど、これも専門スタッフが丁寧にご説明させていただきます。

当初、こうした説明会は手術を受けられる方だけでいいのでは、という声もあったりしましたが、それではやはり自分の理想とするクリニックではないなと思い、誰でも気軽に参加していただける説明会づくりを心がけています。
いつでもというわけにもなかなかいきませんので、日時を決めて予約制で行っておりますが、この点も少しずつ進歩していければと考えています。

この説明会も私たちの「チーム医療」の進歩だと思っていますし、スタッフ一人ひとりの成長にも繋げられてきたかなと最近感じています。
情報をアップデートしながら、これからも有益な情報を提供することで、皆様の豊かなeyeライフに貢献できれば幸いです。

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