眼科ブログ
11月に入って、昼間はまだ暖かいものの、夜は寒くて気温差の激しい日が続き、体調不良に悩まれておられる方も少なくありません。
お気を付けください。
毎年決まった季節に症状が出る病気の一つとしてあげられるのが花粉症です。
花粉症というと鼻水やくしゃみが止まらないことから耳鼻咽喉科の病気と考えられがちですが、目のかゆみや充血などの症状を引き起こすことも多いため、アレルギー性結膜炎の一種と言えます。
アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルギー反応を引き起こす物質が付着することで、結膜に炎症を起こす病気のことです。
主な原因は、外部から入ってくる花粉などの異物に対して身体が必要以上に反応してしまうからです。
そのために、アレルギーが引き起こされます。
花粉症になる季節だけ気を付けていればいいかというと、そうではありません。
ハウスダストなどが原因で通年性のアレルギー性結膜炎を発症する方もいらっしゃいます。
部屋を常にきれいにしておくことや空気清浄機を利用するなどしてある程度改善できますが、建築物に使用されている、あるいは使用されていた化学物質が原因である場合もありますから注意が必要です。
アレルギー性結膜炎の治療は、基本的には薬物治療です。
目のかゆみの症状を軽くすることが中心で、使用中は治ってきたと思っても勝手に中断せずに指示をきちんとお守りいただければと思います。
日常生活に支障をきたさないよう、早めに治療することが大切です。
目をこすることが習慣になってしまうと、他の病気を引き起こす可能性もありますので注意してください。
最近は花粉対策用メガネなどもありますから、ご自身のニーズに合った一番取り入れやすい方法を見つけることが症状改善に繋がる近道と言えます。
お困りのことがありましたら、お近くの眼科専門医にご相談いただければと思います。
お問い合わせ
0798-39-8883
兵庫県西宮市常磐町1-27
ヤマイチPLAZA さくら夙川2階
阪神西宮駅徒歩7分
阪急夙川駅徒歩12分
JRさくら夙川駅徒歩10分