ICL手術で後悔しないために大切なこと

当院は、主に20代前半から30代半ばの強度近視や乱視に悩まれている患者様を中心に、ICL(アイシーエル)の手術実績を、年々伸ばしてまいりました。

今年の1月から6月にかけては、半年では過去最高の84件という手術実績はもちろん、

多くの方々からお喜びの声をいただき、スタッフ一同更なる研鑽に努めていく所存です。

レーシックに代わる近視治療としてフォーカスされているICLですが、他の手術と同様にメリットだけでなくデメリットもあります。

また、ICL手術を望まれても適応しない場合や、手術中・手術後に起こり得るリスクをあらかじめご理解いただくことも重要なポイントです。

ICL適応が難しい方、手術のリスク

上記のように、当院ではホームページやブログを通じて、ICLに関する情報発信に努めています。

最近のICL無料説明会や、診察時などでいただく質問などについて、少しまとめておきますので、ぜひご参照ください。

ICL手術前のコンタクトレンズ装用について

「術前検査の際、コンタクトレンズの装用中止をするのはなぜですか？」といった内容のお話は、ICL無料説明会などでよくいただくご質問の一つです。

仕事や日常生活で、メガネではなくコンタクトレンズを使用されている方の場合、気になるポイントであるのは当然のことでしょう。

コンタクトレンズ装用中止をお願いする理由は、コンタクトレンズは角膜の表面に乗せて使用するものなので、当日まで使用していると患者様の角膜の正確な形状が測定できないからです。

角膜の正確な形状を測定できない場合、ICL手術に用いるレンズの決定に誤差が生じる可能性があります。

いわゆる「度数ズレ」と呼ばれるものですが、これを防ぐことが大切です。

ご不便なこともあるかとは思いますが、ICL手術後の快適な裸眼生活を得るために、コンタクトレンズの装用中止は必要なこととご理解ください。

安心・安全なICL手術ですが、ゼロリスクではありません

起こる可能性が低いとはいえ、どのような手術でもリスクはあります。

特に手術直後はリスクの高い状態ですので、医師の指示を守るようにしてください。

ICL手術で生じる可能性のある不具合や合併症は次の通りです。

 

＜感染症＞

ICL手術後、目をこすったり触ったりしていると、細菌などの病原体が入って感染症を引き起こす可能性があります。

手術後はゴミやホコリなどの異物が目に入らないように、保護メガネをしばらく着用していただき、できるだけ目を酷使することは、控えるようにしてください。

 

＜白内障・緑内障＞

ホールICLの普及によって、現在これらの合併症を起こす可能性はほぼないと言っていい状況ですが、皆無というわけではありません。

当院ではホールICLを採用し、リスク軽減に努めています。

また、ICLの特徴は、レーシックのように角膜を削る治療法とは違い、眼内コンタクトレンズを埋入する治療法のため、レンズを取り出せば元の目の状態に戻せることです。
そのため、将来、白内障や緑内障になっても、ICL治療をしていない方と同じように白内障手術や緑内障手術を受けることができます。
「ICL手術＝白内障になりやすい」ということはありませんし、緑内障治療の目薬などに関しても問題ありませんので、ご安心ください。

 

＜ハロー・グレア＞

夜間に光を見た時、光がにじんで見えたりするのを「ハロー」、以前より光がまぶしく見えたりするのを「グレア」と呼びます。

ICL手術後に起こるハロー・グレアはレーシック手術後よりも少なく、ほとんどの場合は時間経過とともに解消されていきます。

医師の指示を守り、術後しばらくは車の運転を控えるようにしてください。

ICL手術結果の精度をより高めるために

ICL手術結果の精度をより高めるために、手術後のケアが重要です。

治癒には個人差があるため、術後診察で目の状態を確認し、その都度的確に判断していきますので、医師の指示に従ってください。

当院では、ICL手術が適応年齢の関係で比較的働き盛りの方が受けられるケースが多いため、手術後の定期検診は手術翌日、翌々日を除けば、できるだけ最低限に行えるよう配慮しております。
また、遠方からお越しになられる方についても同様です。
もちろん手術後の経過によって、検診の回数が変わることはあります。

当院ではICL無料説明会、簡易無料検査を定期的に行っています。
何か不安なことがありましたら、ご相談ください。ご参考になれば幸いです。

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