眼科ブログ
兵庫県西宮市の阪急・阪神今津駅前にある和田眼科の院長・和田佳一郎です。
当院では、患者様が白内障手術後の生活に求めている見え方に少しでも近づけることができるよう、単焦点・多焦点を問わず乱視用タイプも含め、さまざまな眼内レンズの選択肢の提供に努めています。
白内障手術後に、メガネやコンタクトレンズに依存しない生活を送りたいという患者様の要望が高まっていることもあり、昨年の当院における白内障手術では、初めて多焦点の割合が単焦点を上回りました。
https://www.wada-ganka.com/surgeries/volume.html(当院の手術実績・件数)
多焦点眼内レンズの場合、費用が気になるということでお問い合わせをいただくことは珍しくありません。
当院では、治療のことはもちろん、そうした費用面での患者様からのご質問に対しても、なるべく的確にお応えできるよう、ホームページやブログ、無料説明会などを通じて情報発信に努めています。
例えば、白内障の手術費用に関するページはこちらです。
https://www.wada-ganka.com/cataract/price.html
すでにご存じのこととは思いますが、白内障手術費用には、「保険診療」「選定療養」「自由診療」という3つのカテゴリーがあります。
眼内レンズの種類から見ると、次のようなカテゴリーになります。
つまり、お選びになられた「眼内レンズの種類」で、「保険適用の有無」が変わってくるということです。
なかでも、最近お問い合わせをいただくことが多いのは、多焦点眼内レンズの医療費控除についてです。
医療費控除とは、前年の1/1~12/31までの1年間に、本人や同一生計の家族が医療費を支払った場合、一定の金額を所得から差し引く制度のことです。
医療費控除の対象は、保険適応外の医療費も含まれ、多くの場合、医療費が10万円を超えると利用できます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm
国税庁ホームページ「No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1122_qa.htm
国税庁ホームページ「No.1122 医療費控除の対象となる医療費」
多焦点眼内レンズには、選定療養もしくは自由診療の2つのカテゴリーがあります。
選定療養で医療費控除の対象となるのは、「白内障手術費用の自己負担額もしくは高額療養費の自己負担額」プラス「選定療養にて多焦点眼内レンズを選択した追加代金」です。
また、自由診療で医療費控除の対象となるのは、自由診療で支払われた金額すべてです。
基本的に白内障手術費用の場合、お支払いになられた金額は、医療費控除の対象になると考えてよろしいかと思いますが、詳しくは税務署などにお問い合わせください。
白内障は、ほとんどの方が患う目の病気です。
初期段階を除き、現在の医学では、最終的には手術以外の選択肢はありません。
目の機能が加齢とともに衰えていくことは避けられないことですが、見えづらさを感じる期間がなるべく短い方が、手術前も手術後も日常を過ごしやすいですし、仕事はもちろん、スポーツや読書といった趣味の充実にも繋がります。
当院は、正確な検査と的確な診断に基づき、患者様のライフスタイルなどをよくうかがって総合的に判断し、患者様のご納得のもとで治療計画を立て、患者様に健やかな生活と豊かなアイライフを送っていただけるよう、白内障治療に努めております。
無料で参加できる白内障手術説明会、多焦点眼内レンズ説明会も定期的に行っておりますので、わからないことがありましたらご相談ください。ご参考になれば幸いです。
お問い合わせ
0798-39-8883
兵庫県西宮市常磐町1-27
ヤマイチPLAZA さくら夙川2階
阪神西宮駅徒歩7分
阪急夙川駅徒歩12分
JRさくら夙川駅徒歩10分