眼科ブログ
当院では単焦点・多焦点を問わず、白内障手術に使用する眼内レンズのラインナップをできるだけご用意しております。
最近は、以前より多焦点眼内レンズに関するお問い合わせが増えており、特に5焦点眼内レンズ「インテンシティー」が多くなっています。
実際、白内障手術時に「インテンシティー」をご希望される患者様が増加傾向で、その特徴とメリットについて、あらためてまとめてみようと思います。
インテンシティーは、イスラエルの「Hanita_Lenses」社が開発した世界初の5焦点眼内レンズです。
「遠方、遠中、中間、近中、近方」の5つに焦点を合わすことができるため、これまでの2焦点や3焦点眼内レンズではカバーしづらかった遠方~中間、中間~近方の距離もスムーズな見え方が期待できることが特徴です。
また、「Dynamic light utilization」テクノロジーという独自の回折構造によって、光エネルギーのロスを6.5%まで抑えているため、夜間の光のにじみやまぶしさ(ハローグレア)の軽減、回折型多焦点眼内レンズのデメリットでもあったコントラストの向上も期待できます。
総合的に見れば、老眼治療まで期待できる回折型多焦点眼内レンズと言えるのではないでしょうか。
実際、患者様から術後のご感想をおうかがいしても、満足度が高いのが特徴です。
「ペットの顔がよく見えるし、散歩する時も外の風景がきれいに見えるのが驚き」
「運転のときにナビゲーションモニターがメガネ無しで見えるので、操作もしやすい」
「ゴルフのスコアが良くなって、周りから驚かれた」
「近見の文字が老眼鏡無しで見えるのでとても便利になった」というお声をいただいています。
また、「ハローグレアは気にしていたがそれほどではない」というお声も多いです。
全体的に「連続的にすっきり見える」という点が、インテンシティーをお選びになった患者様の共通しているポイントで、アクティブにスポーツを楽しみたい方、読書など趣味を楽しみたい方、まだまだバリバリ仕事をこなしたい方など、さまざまなライフスタイルに適した眼内レンズと言えるでしょう。
従来の多焦点眼内レンズ(2焦点眼内レンズや3焦点眼内レンズ)と比較して、光学特性からの中間距離での見え方の落ち込みが少ないために、視界がより自然で、なおかつ比較的近見にも強いということが、それを可能にしてくれる理由です。
5焦点眼内レンズ「インテンシティー」を用いた白内障手術について(手術後のご感想)
5焦点眼内レンズ「インテンシティー」を用いた白内障手術について(手術後のご感想2)
もちろん結果には個人差もあり、適応可能かどうかについては様々な要件が重なるために、一概には言えませんが、老眼鏡無しで過ごせることは患者様の生活の質の向上に大きく関わってきますし、患者様に喜んでいただいていることが一番のメリットです。
現在は、乱視も軽減できる乱視治療型タイプのインテンシティーも発売されており、より選択肢の幅が広がっています。
当院の自費診療の中では、インテンシティーを選ばれる方が多いのですが、その満足度の高さから将来もより普及していくのではと個人的には思っています。
詳しくはホームページのインテンシティーの項目をご覧ください。
世界初の5焦点眼内レンズ「インテンシティー(Intensity)」
医療技術および医療機器が進歩を遂げる中、白内障治療は手術後の暮らし方や過ごし方を見据えた眼内レンズ選びが求められる時代です。
言い換えれば、眼内レンズ選びは自己投資の時代に入っており、当院ではメガネやコンタクトレンズにかかる費用を比較し、白内障手術時にメガネやコンタクトレンズから解放されたいとの思いから、多焦点眼内レンズを選択される患者様が少なくありません。
当院は、患者様が白内障手術後に求められる見え方になるべく近づけられるよう、さまざまな眼内レンズの選択肢をこれからも提供していく所存です。
詳しくはホームページや白内障手術説明会、ブログなどを通じて、その都度情報発信してまいります。ご参考になれば幸いです。
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