眼科ブログ

ICL(アイシーエル)のよくある質問「ICL治療の保険適用・医療費控除」について

9月に入り、ICL治療に関するお問い合わせが増えています。年末に向けて、医療費控除との関係からICL治療を検討される方が、多いのではないかと思います。

ICL治療は、保険適用ではない自費の手術ですが、医療費控除の対象になります。

ICLなど公的健康保険適用外の治療でも、支払った医療費が1月~12月の一年間で10万円を超える場合で、医師の診療または治療の対価と認められる場合は確定申告をすることで税金の還付を受けることが可能です。医療費控除を受けるためには確定申告が必要ですので、治療費を支払った際の領収書は大切に保管してください。

また、民間の医療保険の対象かどうかは保険会社や加入時期によって異なります。

医療保険で給付対象となる手術や治療などについては、それぞれの保険会社が定期的に見直しを行っていますので、ICL手術が給付対象となっているかどうかは、加入されている医療保険の約款の確認や保険会社の担当者にお問い合わせいただければと思います。

ICL治療の保険適用や医療費控除について、当院のホームページで詳しく解説していますので、ご参照ください。

ICL治療の保険適用(医療費控除・医療保険給付金など)について

ICL治療を検討されている方は、ICLが角膜を削るのではなく、目の中にレンズを挿入する術式であることは、すでにご存じのことと思います。メガネやコンタクトでの視力矯正とは異なり、メンテナンスフリーというのがICLのいいところです。

もちろん、術後しばらくは感染症予防のためのケアが必要ですが、その後は安定した視力で生活を送ることができます。もし万が一、何か問題が起きた時でも、レンズを取り除いて元通りにできるのが、ICLの大きなメリットです。

目の中にレンズを入れるということで、「目をぶつけても割れることはありませんか?」と説明会などでお尋ねになる方もいらっしゃいます。ICLのレンズにはコラマーというとても生体適合性が高く柔らかい新素材が使われており、通常は割れることはありません。

ただし、格闘技などのスポーツや、強い衝撃が外から加わった場合には、ごくまれなケースですがレンズがズレることはあります。その際は、眼内レンズを元の位置に戻したり、レンズ摘出が必要になるケースがあります。

もっとも、打撲に伴う目のリスクはICL手術に限った話ではありませんし、打撲だけでなく、目を触ったりこすったりすることなどは、極力避けた方が目にとって良いことは、当然と言えるでしょう。

最近の傾向としては、小さなお子様がいらっしゃる若い女性がICL治療を受けるケースが増えているように感じます。夜泣きやトイレなどの対応時に、メガネやコンタクトレンズを付けたりするのが、大変だからではないでしょうか。御夫婦で相談されて、一緒に説明会に来られる方も、以前より多くなりました。

当院では、ICL手術無料説明会、ICL簡易無料検査を定期的に開催しております。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。ご参考になれば幸いです。

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