眼科ブログ
眼疾患の多くは自覚症状、または初期症状がないため、痛みを伴わずに進行しがちという特徴があります。
そのため、40歳以降になれば定期的に検査を受けることで、白内障や緑内障、糖尿病網膜症や網膜剥離など、見え方に影響を及ぼす眼疾患の早期発見・早期治療に努めることが大切です。
特に、運転をよくする方にとっては、定期的な検査が欠かせません。
なぜなら、加齢に伴う目の病気は、運転能力に悪影響を及ぼす可能性が高いからです。
最近、道路標識が見えづらくなった、カーナビを間近で見るのが難しくなった、ヘッドライトが眩しいといったことは、診察時によくご相談いただくことの一つです。
また、通い慣れているはずの駅の階段を踏み外してケガをした、よけたはずの自転車と接触事故を起こしたなど、見え方の低下に伴う事故は珍しくありません。
人間誰でも歳を取るものですし、これまで簡単にできていたことがやりづらくなってくるのは確かですが、「歳を取ったから仕方がない」とあきらめるのではなく、少しでも長く見え方の質を保つことは、ご自身だけでなくご家族の方にとっても生活の質を維持する上で重要と言えるでしょう。
「車のライトなどの光がまぶしく感じる」といったことは、白内障の代表的な症状の一つです。
もちろん、それだけで白内障と断定することはできません。
最近視力の低下を感じて、運転免許更新の前に一度目の状態を調べておこうと来院され、白内障を患っていることに気づかれる方もいらっしゃいます。
こうした中、運転免許の更新に関して、白内障手術を受けるタイミングを考えることは、高齢化社会が進む中、ますます重要な事柄になっています。
免許の更新の前に白内障手術を行いたいという方、またそれが必要と思われる方もいれば、免許の更新が通りそうな場合、まずは更新試験を受けてから結果で考えるという方もいらっしゃいます。
70歳以上では高齢者講習もありますから、それに向けて白内障手術を検討される場合もあります。
一口に日程に余裕を持って受けてくださいといっても、それぞれのライフスタイルや生活状況、お仕事の状況なども考慮に入れなければなりません。
白内障手術自体は日帰り手術で、通常短時間で済むものですが、術前・術後を含めると治療に必要なトータルの日程は結構幅があります。
お選びになった眼内レンズの種類によっては海外から取り寄せる場合もありますし、術後の見え方についても人それぞれですから、運転免許の更新で白内障手術のご相談がある場合は、スタッフ一同特に気を付けて対応するように努めています。
当院では白内障手術無料説明会、多焦点眼内レンズ無料説明会も定期的に開催しています。わからないことがありましたら、ご相談ください。ご参考になれば幸いです。
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