眼科ブログ

和田眼科ではより安全な白内障手術を可能にする「CENTURION® ACTIVE SENTRY®」を導入いたします

和田眼科は7月で開院15周年を迎えます。その記念というわけではありませんが、先日、ブログでご報告いたしました白内障手術用超音波ハンドピースで唯一、眼灌流圧センサーを搭載しているアルコン社の「CENTURION® ACTIVE SENTRY® ハンドピース」の契約を無事済ませ、遅くとも7月中に導入することが決まりました。

また、ハンドピースだけではなく、白内障超音波乳化吸引装置「CENTURION® Vision System 」も基板ごと入れ替え交換になり、よりバージョンアップいたします。

ACTIVE SENTRYの主な特徴は次の通りです。

1.目の中の灌流圧を、超音波乳化吸引のハンドピースからリアルタイムに実測値を計測
2.そのため、より白内障手術中の目の中の状態が正確に測定できる
3.当院では、もともとかなり低い設定にしている灌流圧(灌流液ボトル高さ)を、より低く設定できる
4.その結果、より痛みが少なく安心・安全で、患者様の身体の負担を軽減できる
  また、難症例白内障手術、特に強度近視や白内障進行した核硬度の高い症例、
  緑内障などのチン小帯脆弱症例のリスク軽減に有効

チューブを介さない手術中の眼内リアルタイムモニターは本来理想的とされながらも、現在まで実現できなかった白内障手術の歴史の中で唯一課題として残されていた問題でした。

それを初めて解決したシステムが「ACTIVE SENTRY(アクティブセンチュリー)」です。

難症例白内障や多焦点眼内レンズ挿入を専門とする白内障手術専門医師には、手術のトラブルリスクを軽減し、執刀医のストレスを軽減でき、患者様のストレスも軽減できる理想的な白内障手術システムだと個人的には感じています。

和田眼科ではこれまでにも、より安心・安全な白内障手術のため、「水晶体核分割フック和田氏核ディバイダー」の開発を行うなどさまざまな努力を積み重ねてまいりました。引き続き学会発表など、より患者様の身体の負担の少ない白内障手術のために貢献していく所存です。

和田眼科では難症例の白内障手術、老眼矯正眼内レンズ、三焦点眼内レンズを始めとした多焦点眼内レンズ、強度近視屈折矯正ICL手術など多種多様な眼科内眼手術に対応できるように、これからもスタッフ一同研鑽を積み、設備や手術システムなどを常に改善・パワーアップし、患者様の明るい視界と社会貢献を推進できるよう努めてまいります。

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