白内障の原因、放置しないことの重要性について

兵庫県西宮市の和田眼科夙川院では、白内障・ICL・オルソケラトロジーに注力して、患者様の目を守る診療に努めています。

白内障のよくある質問のひとつとして、「何歳ぐらいが、白内障手術の適齢なんですか？」といったお話をうかがうことがあります。

60代から70代にかけて白内障手術を受けるのが一般的なイメージかと思いますが、目の状況は人それぞれですので、白内障手術を受けるベストのタイミングが、必ずしもその年齢とは限りません。

特に最近では、アトピー性皮膚炎を起因とする若年性白内障、ステロイドの副作用による白内障など、比較的若い年齢で白内障手術が必要となる患者様も増えています。

また、以前に比べて目を酷使する機会が多い現代社会ですから、働き盛りの方がさまざまな眼病を患うケースも珍しくありません。

夙川院でも、サラリーマンの方がご自分の目の状態を確認しておくために来院されるケースが増えています。

白内障に至る原因は多岐にわたります

白内障が、眼球の中にある水晶体が濁る病気であることは、すでにご存じだと思います。

健康な状態なら水晶体は透明ですが、加齢などに伴い、水晶体の核や皮質のたんぱく質の変性や体積が増加することで、水晶体は透明性を維持できなくなり、濁ってきます。

一口に白内障といっても、水晶体が濁る原因は、多岐にわたります。

大きく分ければ、「個人要因」と「環境要因」です。

個人要因であげられる主なものは、加齢や遺伝です。

環境要因であげられる主なものは、喫煙、紫外線、糖尿病があり、これらが組み合わさるケースも多いことが、白内障は多因性の病気といわれる理由です。

その他の原因としては、ぶどう膜炎や目の手術既往歴、先天性によるものがあげられます。

白内障を放置しないことの重要性

白内障が進行するにつれ、目のかすみやまぶしさ、視力低下などの自覚症状を感じますが、白内障の種類、水晶体の混濁の程度で、症状には個人差があります。

本来、白内障が進行するスピード自体はかなりゆっくりしたものですが、進行がゆっくりだからといって、水晶体の濁りが解消されてもとに戻ることはありません。

むしろ、濁りがどんどん進み、それに伴って自覚症状も強くなっていきます。

現在のところ、白内障が自然治癒することはなく、最終的には手術が必要です。

白内障という病気自体は、進行しても命に関わる病気というわけではありませんが、見えづらさを抱えたまま生活していると、さまざまな危険が増してしまうことが考えられます。

実際、白内障手術後の感想では「もっと早く受けておけばよかった」というお声をいただくことが、非常に多いです。

見え方というのは、感じ方が人それぞれ違い、ご本人にしかわからないものです。

白内障は珍しい病気ではなく、加齢とともにほとんどの方が患う病気ですので、あまり手術を受ける平均年齢などを気にせず、おかしいと思ったら、眼科専門医を受診するようにしてください。

また、白内障を放置することのリスクについては、和田眼科グループのホームページでも解説していますので、ぜひご参照ください。

「白内障放置による進行･硬化と白内障手術リスク
～成熟･過熱白内障や膨隆白内障について～」

https://www.wada-ganka.com/cataract/risk.html

和田眼科夙川院では白内障手術無料説明会を定期的に行っています

日々進化する白内障治療情報をお届けするため、当院では、無料で参加できる日帰り白内障手術説明会、眼内レンズ説明会を定期的に行っております。

目の手術だけに、「怖い」というイメージや不安に感じられる方も多いかと思います。
また、手術を受けられる際には、ご家族や地域の方のサポートが必要な方がおられる場合もあります。

こうしたこともあって、当院では手術を受けることを検討されている方だけではなく、ご家族やご近所の方、どんな手術なのか一度聞いてみたい方などでも、参加できるように門戸を広げています。
白内障の手術方法から手術までの流れはもちろん、術後の過ごし方など質疑応答も含め、専門のスタッフがご説明させていただきます。

わからないことがありましたら、ご活用ください。ご参考になれば幸いです。

和田眼科夙川院の白内障手術無料説明会日程