白内障手術機器「和田フック」に関するご報告

当院の昨年の手術実績は、すでにホームページやブログでお伝えしている通り、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術と、近視治療ICLが過去最高の手術件数でした。

それ以外に、もう一つ過去最高を記録したものがあります。

以前に開発した白内障手術機器「和田フック」は、これまで難治性の白内障手術に対応できると日本だけでなく海外でも使用されてきましたが、昨年は過去最高の納入数となったとの嬉しいお声を、ご協力いただいているメーカー様から頂戴しました。

微力ではありますが、より安全で確実な白内障手術のために貢献できているとすれば幸甚です。

正式名は「和田氏核ディバイダー 1.35mm」という名称で、眼科手術器具を扱うMEテクニカ社（M.E.Technica)より、白内障手術時の水晶体核分割フックとして発売していただいています（型番P4890）。

MEテクニカのホームページはこちら
http://www.metechnica.co.jp/products/item3756.html

白内障手術時にどんな水晶体でも安全に分割できるように、白内障手術の達人で白内障治療の名医であられる徳田先生が開発された分轄くん(水晶体分轄フック)をベースに、より堅い難治性の白内障手術に対応できるように開発した手術機器です。

詳しくは当院のホームページをご覧ください。

https://www.wada-ganka.com/cataract/divider.html

白内障手術は比較的短時間で行うことのできる日帰り手術ですが、それだけに医師の技術がダイレクトに反映される手術です。

技術の追求に終わりはありませんから、これからもより安全で確実性の高い白内障手術を行うために、スタッフとともに精進してまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。