眼科ブログ
本年度の手術実績の集計を行いましたので、ご報告させていただきます。
手術総件数は789件で、2005年開院以来の手術件数が8400件を超えました。
白内障手術 525件
多焦点眼内レンズによる白内障手術 347件
ICL手術(眼内コンタクトレンズ) 144件
網膜硝子体手術(茎離断術+その他) 57件
眼瞼下垂(眼瞼挙上手術) 28件
緑内障手術トラベクロトミー 27件
その他 8件
合計 789件
お忙しい中、当院の医療を信頼してご来院いただきました患者様に心からお礼を申し上げます。
開院以来継続している術後の‟感染ゼロ„を更新中であることも、併せてご報告させていただきます。
今後もスタッフ一同、より研鑽に励んで患者様の健やかな生活と豊かなアイライフに貢献していく所存です。
当院がもっとも力を入れている白内障日帰り手術は525件でした。
本年の特徴は525件のうち、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は347件と、過去最高を記録したことです。
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術が白内障手術全体の66%を占め、特に世界初の5焦点眼内レンズ「インテンシティー」が大きく増加し、選定療養対象の3焦点眼内レンズ「パンオプティクス」も昨年に続き100件以上となりました。
また、全体として乱視用タイプの眼内レンズが増加傾向にあることも特徴の一つで、特に5焦点眼内レンズ「インテンシティー」の乱視用タイプは昨年の41件から87件と倍以上に上回りました。
多焦点眼内レンズによる白内障手術の内訳は、次の通りです。
3焦点:パンオプティクス |
128件(乱視用53件) |
3焦点:ファインビジョン |
36件(乱視用27件) |
5焦点:インテンシティー |
157件(乱視用87件) |
その他の多焦点眼内レンズ |
26件(乱視用6件) |
白内障手術に用いる眼内レンズに関して、単焦点・多焦点を問わず多くの選択肢を準備し、患者様が手術後に望まれる見え方の質を可能な限り追求してきた当院の取り組みが、術後の満足度を高めるとともにこうした結果に結びついたのではないかと考えています。
また、より精度の高い眼内レンズ度数決定のための術前検査ができる「IOLマスター700」、白内障手術装置「センチュリオン・ビジョン・システム」に加え、眼科手術用顕微鏡「Proveo8」などを導入し、より患者様の体の負担を軽減し、安全・安心に手術を行うことのできるシステムを整えてきたことの成果だと思います。
近視治療ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は144件となり、当院の過去最高を更新いたしました。
ICL手術を受けられた芸能人の方たちが高い評価を発信されていることなどに伴い、ICLの知名度・認知度が上昇していることから、レーシックからの切り替えを考えられている方、メガネやコンタクトを長年使うこととのコスト比較でICLを検討されている方などが増えてきているように感じます。
当院が定期的に開催しているICL無料説明会や、ICL簡易無料検査へのお申し込みも増加しており、来年以降もこの流れを大切にしていきたいと思います。
その他、網膜硝子体手術(硝子体注射を除く硝子体手術茎離断術その他など)は57件、緑内障手術は27件となり、白内障との同時手術が増えているのが特徴です。
言うまでもありませんが、目の状態はお一人おひとり異なります。
今年も残り少なくなり、これまで培ってきた手術実績を活かし、患者様のお役に立てればと、スタッフ一同来年に向けて心新たにする日々です。
白内障手術やICL治療については無料説明会を定期的に開催していますので、わからないことがありましたらお気軽にご参加ください。
当院はこれからもより良い眼科治療を行うことができるよう、手術技術を始め更なるレベルアップに努めてまいります。
当院の年内の診察は12月29日(金)まで、新年の診察は2024年1月5日(金)からです。
良い年末年始をお過ごしください。
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