眼科ブログ
9月度の手術件数のご報告をさせていただきます。
<手術総件数 42件(硝子体注射を除く)>
・白内障手術 28件(眼内レンズの内訳)単焦点 11件 多焦点 17件
・ICL 6件
・その他 8件でした。
全症例において手術は問題無く予定通り終了し、開院以来継続している「術後感染ゼロ」を更新することができました。
術後の診察時に、患者様に「よく見える」とお喜びの言葉を多数いただき、眼科医療に携わる者として大変嬉しい限りです。
厳しい残暑が続いた中、当院の眼科医療を信頼し、足を運んでいただきました患者様に厚く御礼申し上げます。
今後もスタッフ一同、より研鑽を積んで、患者様の健やかな生活と豊かなアイライフに貢献していく所存です。
昨年以降、当院の白内障手術の特徴は、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術が白内障手術全体の過半数を超え、大きく伸びていることです。
当院で多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を受けられた患者様から、「手元がよく見えるようになった」「老眼も同時に解消することができた」と手術後の話をお聞きになり、その患者様の紹介で白内障手術無料説明会にお見えになったり、目の状態をチェックしたいと来院されたりするケースも珍しくありません。
中心となっているレンズは、三焦点眼内レンズ「パンオプティクス」(乱視用含む)、五焦点眼内レンズ「インテンシティー」(乱視用含む)です。
それに加え、9月度の特徴は、強度近視と乱視両方の矯正が可能な多焦点眼内レンズ「エボルブ(Evolve)」をご希望される患者様が多かったことです。
「エボルブ(Evolve)」は、イタリアのSoleko社が開発した屈折型と「焦点深度拡張型(EDOF)」を組み合わせたタイプの多焦点眼内レンズです。
エボルブの最大の特徴は、既製品の多焦点眼内レンズでは範囲外となる強度近視、強度乱視に対応可能な点にあります。
特に乱視に関しては、エボルブは素材から自社製造を行っているため、乱視タイプがオーダーメイド(1度刻みでオーダー可)で製作可能なことが利点です。
実際、働き盛りの40代・50代の患者様が「エボルブ」をお選びになり、術後の診察で裸眼視力に関する満足度の高いお喜びの声をいただくケースが増えています。
もちろん、多焦点眼内レンズが魔法のレンズというわけではありませんし、目の状態は人それぞれなので必ずしも適合するとは限りません。
しかし、もともと近視や乱視が強く、幼い頃からメガネやコンタクトレンズが手放せないとお悩みの患者様が、裸眼視力を改善したいと考えた際、検討する価値のあるレンズではないかと思います。
エボルブについての詳しい内容は、当院のホームページをご参照ください。
強度近視と乱視両方の矯正が可能な多焦点眼内レンズ「エボルブ(Evolve)」
また、比較的若い年代の強度近視矯正方法として、アイシーエルが広がりを見せています。
当院においても、今年度の手術はすでに100件を超え、昨年の手術実績を上回っています。
アイシーエルに使用されているレンズの素材は、特別なメンテナンスをする必要もなく、目の中で長期間にわたって透明な状態を維持し、長くレンズとしての機能を果たす非常に生体適合性の良い素材です。
そのため、「永久コンタクトレンズ」と呼ばれています。
こうした長期安定性を考え、通常のメガネやコンタクトレンズを長年使用するコストを比較した際、アイシーエルを検討されている患者様が増えているのではないかと思います。
当院では、アイシーエル無料説明会、簡易無料検査を定期的に行っておりますので、わからないことがありましたらご相談ください。
情報化社会の高度化に伴い、以前に比べ私たちは目を酷使しがちな環境で生活しています。
そのため、ものを見るのに重要な視神経や網膜の中心である黄斑部に障害を受けやすい「強度近視」の方が増えています。
また、白内障や緑内障など、加齢に伴って罹患する確率が高まる病気も多いです。
目の病気を早期発見・早期治療し、見え方の質を守るためにも、40代以降の方は定期的に眼科専門医を受診し、目のチェックを行うようにしてください。
当院は、患者様に最適な治療の提供に努めています。
白内障手術、眼内レンズ無料説明会も定期的に開催していますので、わからないことがありましたら、ご相談ください。ご参考になれば幸いです。
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