眼科ブログ

多焦点眼内レンズ「ビビティ( Vivity)」を9月1日から取り扱い開始いたします

残暑お見舞い申し上げます。

先日ブログでお知らせしました通り、当院では今年に厚生労働省の認可を受けた選定療養対象の多焦点眼内レンズ「ビビティ(日本アルコン社)」の取り扱いを検討してまいりました。

その結果、2023年9月1日より、多焦点眼内レンズ「ビビティ( Vivity)」の取り扱いを開始いたしますので、ご報告させていただきます。

「ビビティ」の主な特徴は、次の通りです。

1.独自のテクノロジーにより光のロスが少ない

従来の多焦点レンズが用いてきた回折という原理ではなく、独自のX-WAVEテクノロジーにより、光のロスが少ないことが「ビビティ」の最大の特徴です。

暗いところでも中間がより見えやすくなり、ハロー・グレアが少ないクリアな見え方が期待できます。

例えば、仕事などで夜間の運転をされることが多い方には、向いているレンズと言えるのではないでしょうか。

2.遠方から中間、近方距離まで連続して見える

「ビビティ」は焦点深度拡張型と呼ばれる多焦点眼内レンズのため、遠方から中間までの連続した距離に加え、近方距離まで連続して広がるように見えるのが特徴です。

ただし、近方距離に関しては、三焦点眼内レンズ「パンオプティクス」や五焦点眼内レンズ「インテンシティー」と比較した場合、現時点では見え方がクリアと言えないことは、あらかじめご了承ください。

3.コントラスト感度に優れ、シャープな見え方を実現

「ビビティ」は焦点範囲が広いだけでなく、単焦点眼内レンズとほぼ同等のコントラスト感度を実現した多焦点眼内レンズです。

クリアでシャープな見え方が期待できることは、生活の質を維持する上でとても大切なことではないかと思います。

 

以上、簡単ではございますが、「ビビティ」の特徴をご紹介させていただきました。

手術費用についてですが、多焦点眼内レンズ「ビビティ」は選定療養の対象です。

当院では、「レンズ費用・片目:27万円(税込:29万7千円)」で提供してまいります。
当院で取り扱っている選定療養対象の三焦点眼内レンズ「パンオプティクス」と同価格と考えていただければわかりやすいかと思います。

なお、「ビビティ」は、現時点では乱視矯正用レンズがありませんのでご注意ください。

 

「ビビティ」が適用可能かどうかは、患者様お一人おひとりの目の状態によって異なります。

当院では、患者様のご希望される見え方やライフスタイルなどを詳しくヒアリングし、精密な術前検査などを含めて総合的に判断して、白内障手術時に使用する眼内レンズを患者様のご了解のもと決定してまいります。

多焦点眼内レンズ「ビビティ」のより詳しい内容は、今後ホームページやブログ、白内障手術無料説明会などを通じて、順次情報を更新していく所存です。

わからないことがありましたら、ご相談ください。ご参考になれば幸いです。

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