眼科ブログ

網膜疾患の治療に役立つレーザ光凝固装置「YLC-500」導入のお知らせ

最近、目の不調を訴えて来院される中高年の方が増えています。
なかには、糖尿病網膜症・黄斑浮腫・網膜円孔・網膜裂孔・網膜剥離といった眼底疾患が見つかるケースも珍しくなく、網膜にレーザ光線を照射し、それ以上の悪化を防ぐ治療を行っています。

このたび当院では、より低侵襲で効果的な治療を行うために、レーザ光凝固装置「YLC-500」を導入いたしました。

レーザ光凝固装置「YLC-500」の特徴は、次の通りです。

1.より安心・安全なイエロー色のレーザを使用

レーザ治療を受けたことがない方にとっては、なかなかイメージしづらいかもわかりませんが、網膜に対してレーザ治療を行う時、これまではグリーン色のレーザでした。

レーザ光凝固装置「YLC-500」は、グリーンレーザと比較して水晶体などの中間透光体の混濁に対する透過率が高く、眼内での光吸収や散乱による減衰が少ないイエロー色のレーザを使用しています。

低出力のため、より安心・安全、痛みの少ないレーザ治療を行うことが可能です。

 

2.複数のレーザを一度に照射することができる

レーザ光凝固装置「YLC-500」は、パターンスキャンレーザと呼ばれるタイプです。

複数のレーザを一度に照射できるため、治療時間を短縮することが可能で、患者様の負担を軽減することができます。

 

3.黄斑部に対してより効果的な治療が期待できる

目をカメラに例えた時、フィルムの役目を果たしている網膜の中心部が黄斑であることは、すでにご存じのことと思います。
黄斑は読んで字のごとく、黄色をしているのですが、その理由はキサントフィルという色素が豊富にあるからです。
これまでのグリーンレーザと比較して、レーザ光凝固装置「YLC-500」は、キサントフィルでの吸収が少ないため、黄斑部周辺への効率の良い光凝固が可能です。

 

目の状態は日々変化するものなので、ものが歪んで見える、視力低下や飛蚊症などを自覚した場合、早期発見・早期治療が何よりも大切です。

おかしいと思ったら、なるべく早くご相談ください。ご参考になれば幸いです。

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