眼科ブログ

当院の2022年7月度手術件数のご報告

残暑お見舞い申し上げます。依然として暑い日が続いておりますが、お変わりございませんでしょうか。
今日は7月度の手術件数のご報告をさせていただきます。

<手術総件数    71件>

・白内障手術       58件(眼内レンズの内訳)単焦点   24件  多焦点    34件
・ICL              6件
・網膜硝子体手術   4件
・その他            3件でした。

全症例において手術は問題無く予定通り終了し、開院以来継続している術後感染ゼロを継続することができ、患者様に「よく見える」と喜びの言葉をいただきましたことは、眼科医療に携わる者として大変嬉しい限りです。

先月の特徴としては、三焦点眼内レンズのパンオプティクスが20件、五焦点眼内レンズのインテンシティーが7件と、多焦点を選択された患者様が多かったことがあげられます(乱視用を含む)。

当たり前と思われるかもしれませんが、私たちは日常的に行動する時、まず目で見て安全かどうかを確認してから動き出します。いわゆる「目視」というもので、目がよく見えているということはとても大事なことです。

見えづらさを放置していると、さまざまな危険が増してしまいます。例えば、地震や台風などの災害で、突如停電が起こったりした時、見えづらいことで転倒などのケガ、二次災害を引き起こす可能性があります。また、車を運転している時に、見えづらさから事故に繋がってしまうことも考えられます。

その他、駅などでバリアフリー化が進んで歩きやすくなっているとはいうものの、ちょっとした段差などは少なくありません。それに気づかず踏み外してしまう可能性もあります。家の中でも同様で、特に高齢者の方は足腰が衰えたり骨粗鬆症などを患っているケースも多いですから、つまずいたり転んだりして骨折することも珍しくなく、それがきっかけで寝たきりになってしまうこともあります。

見えづらさを放置して、プラスに働くことはほとんどなく、景色もよく見えないから旅行どころか外出もめったにしなくなった、近所の買い物も値札が見にくいというので代わりに行くようになった、というようなお話を白内障の患者様やご家族の方から聞くことは珍しくありません。

目の機能は、年齢が進むとともに衰えていくことは避けられないことですが、さまざまな病気の早期発見・早期治療を行うことで、見え方の質を維持し、生活の質を落とさなくて済む可能性があります。白内障手術を受けるこの機会に、メガネやコンタクトレンズをなるべく使用しなくて済む生活を送りたいという思いから、多焦点眼内レンズを選択される方が多いのも、当院の特徴の一つと言えるでしょう。

当院では、白内障手術無料説明会、多焦点眼内レンズ無料説明会を定期的に開催しています。わからないことがありましたら、ご相談ください。ご参考になれば幸いです。

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