兵庫県西宮市・阪急阪神今津駅から徒歩1分

和田眼科 TEL: 0798-39-3777
メニュー

和田眼科

兵庫県西宮市の和田眼科では白内障手術に力を入れております。今津医療センター2階の眼科。西宮今津駅前すぐ。

  • 〒663-8245西宮市津門呉羽町1-28今津医療センター2階
  • TEL:0798-39-3777

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性は
年とともに男性に起こりやすい病気です。
原因のタイプによっては
新しい治療法も開発されています。

加齢黄斑変性症の治療法

日本眼科学会によりますと、50歳以上の人の約1%が黄斑 (膜の中心で直径1.5〜2ミリの範囲にあり、物を見るときに最も良い視力が出る部分) に異常を起こす病気「加齢黄斑変性症」になるといわれています。この病気は男性に多く、高齢になるほど発症しやすくなります。タイプによっては最近、異常な血管の発生を抑える薬も開発されて、視力の維持や改善ができるようになってきました。こちらでは検査や治療法についてご説明いたします。

景色などを片目で見ると何かしらゆがんで見えたり、中心部が黒く見えることがあります。ゆがむのは「変視症」で、中心部が黒くなるのは「中心暗点」といいます。このような見え方があれば、加齢黄斑変性症や黄斑浮腫など、何らかの病気が潜んでいる可能性があります。眼科で精査し、病気であれば治療を受けてください。

加齢黄斑変性は通常、視力低下や変視症が徐々に進んでいきます。また、網膜下で大きな出血があると、突然、ひどい視力低下や中心暗点が起こることがあります。原因は加齢性の変化、紫外線の影響などがあります。近年では食生活の欧米化や喫煙もあるといわれています。

黄斑浮腫は黄斑に液状の成分が溜まり、腫れている状態です。
一番多い原因は「糖尿病網膜症」です。

加齢黄斑変性症の検査方法は、視力検査▽アムスラー検査▽眼底検査▽造影検査(眼底血管造影検査)▽光干渉断層計(OCT)などがあります。アムスラー検査は方眼紙のような用紙(アムスラー・チャート=図1)を約30〜40cm離して片目で交互に見る簡単なテストです。図2、3のように見えると黄斑を含めた疾患が疑われます。

何らかの疑いがあれば精査が必要です。眼底検査や造影検査などがあります。なかでも、眼底の画像を立体的に見られるOCTは、患者に負担なく一瞬で写真が撮れ、かなり詳細に診断することが可能です。

加齢黄斑変性症は黄斑の障害によって大きく分けると2つのタイプがあります。ひとつは委縮型といわれ、黄斑の組織が徐々に委縮して弱っていく病気です。現在、残念ながら著効する治療法はありません。

もう一つは浸出型で、異常な血管(脈絡膜新生血管)ができて、網膜が障害されます。この血管が発生する原因には、血管内皮増殖因子(VEGF)が関係していると考えられています。治療は異常な血管が増悪、活性化しないようにして、失明のような決定的に悪い状態になることを防ぐことを目的にしています。

浸出型の治療では最近、異常な血管の発生を抑える抗VEGF薬(VEGF阻害薬)を目の中(硝子体腔)に何度か注射する方法が開発され、現在では主流の治療法になっています。増殖因子の働きを阻害する物質を注射して新生血管の発育を抑えたり、退縮させる治療法です。

もう一つは光線力学療法(PDT)です。これは光感受性物質の薬を点滴し、その後、専用のレーザーを照射して新生血管を退縮させる方法です。病状によっては、抗VEGF薬とPDTを組み合わせて治療することもあります。

この病気の予防では、抗酸化物質、亜鉛、ルテインの摂取や禁煙が良いとされています。

浸出型でのトピックスとして、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った細胞治療の安全性や有効性を確認する臨床研究があります。平成25年からは理化学研究所を中心とした共同研究グループや、29年からは神戸市立医療センター中央市民病院や、京都大学iPS細胞研究所などが連携して試験的・段階的に試みられており、成果が期待されています。ただ、臨床研究は限られた医療機関での試験であり、患者募集も終了しています。

bottom_sp